産みと海の物語
〜『PACIFIC MOTHER』命の起源、母と海を守りたい。
“社会が海とママに優しくなれば世界はもっとよくなる”
クラウドファウンディングに挑戦中〜を応援しています!🐚✨
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産まれ出る時、産み出す時
私の2つのバースストーリーを。
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私を産んだ時、母は22歳でした。
夜明け前に陣痛が来て、朝ご飯を食べる頃には我慢出来ないくらいになり
父と歩いて(!)病院に行ったそう。
道端で陣痛の波が来ると座り込んで耐え、
波が引くと今しかないと小走りで走ったと言います。
病院について2時間もかからずに
予定日より2週間早く、私は産まれました。
めっちゃ素早いな、赤ちゃんの私!
待ち切れないほどこの世界が見たかったのかと思うと、笑えてきます😂
「安産だったよ〜。可愛い赤ちゃん。元気に生まれて来てくれて安心して…
ほかなんちゃあいらん」って母は笑うけれど、
若く、悪阻も酷く、体も小さく、産む直前まで会社に勤めて、
義父母同居で気苦労も多く大変だったはず。
本当に辛抱強くて愛情深い。
当時の母を思うと、その健気さと頑張りに
感謝と、きゅっと胸が疼くような思いが溢れてきます。
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私の初めての出産は36歳の時。
助産師さんが活躍する、なるべく自由に産めそうな
産婦人科医院での出産でした。
産む前は、お産は“生”の営みだから、
どうしたらいいかは体や命が知っている。
大丈夫大丈夫なんて思っていたけれど。
その通りだったのだけれど...軽く超えた!!
すべてが吹っ飛ぶ、それはそれは強烈な体感!でした。
内側から産まれ出ようとする命の激しさ、
圧倒的な力強さに全身で合わせるのがやっと。
今までの人生の極限だったかも!!
恥ずかしいけど、助産師さんの献身のお陰で
なんとか乗り越えられたと思います。感謝です♡
2度めの息子の時は、少し余裕もできて
産道を上手に回転しながらくぐり抜けていく
その感触がわかりました。
ぐりゅんと回った!骨がゴツいっ!!!て笑
それにしても命って何てスゴいんだろう!
あんなに、か弱くふにゃふにゃなのに、
どれ程の勇気でこの世界に出てくるのだろう!
そして何て愛おしく輝く存在なんだろう!
いつか私がこの世を離れる時が来たら、
あの産道の感触と、
力を振り絞って産んだ後に抱いた、
娘と息子の裸の体の重さを思い出しながら
行こうと決めています、笑。
お産はそれほど素晴らしい体験でした🕊
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振り返って願うのは、どんな形のお産でもいい。
すべての産む人が自分で納得でき、自分の意思で選べる、
そして尊厳が守られる環境が整いますように、
と言うこと。
それに気づかせてくれた『Pacific Mother』の前編、
『Water Baby』(YouTubeでみれます!)✨
〜すべての命は海と母から産まれてきた〜